こんにちは!MARINOです。
今回調査した案件は「ギャラクシートレンドFX」です。
オファーページのファーストインプレッションから凄いですね。名称やキャッチコピーもまるで映画の宣伝ののようです。

今回の案件ですが勝率97.9%、年収3億円も狙える「銀河系最強レベル」のシステムだそうです。無裁量でも最高勝率84%、未経験者でも確実に稼げると謳ったこのシステム、LPの中で紹介された利用者のコメントも、賞賛や、感謝を伝えるものばかりです。
しかし一方では「裁量なしでは勝てない」「提供会社が信用ならない」などといった声も聞かれます。
私もFXは未経験者が無裁量で勝つことはかなり難しいと思います。
そこをあえて「未経験者でも無裁量で確実に勝てる」と謳った今回の案件
「ギャラクシートレンドFX」
これは調べる価値大です。
今回はこの案件の詳細な内容、主催者である「本田浩輝」、運営会社「クロスリテイリング(株)」について、徹底的に調査していきます!
目次
「ギャラクシートレンドFX」について

「ギャラクシートレンドFX」のシステムは、主に3つの機能で構成されています。
どういった機能を用いて高勝率を確保しているのか、そしてそれは信じてよいものなのか?
このあたりについて、説明します。
銀河系最強インジケーター「ギャラクシーライト」
LPによると、「ギャラクシートレンドFX」における心臓部分である「ギャラクシーライト」なるインジケーターは、RSIに基づいて開発されたインジゲーター「QQE」に、値動きの範囲を表すインジケーター「ボリンジャーバンド」を組み合わせたものであると記載されています。
「ギャラクシーライト」がバンドウォークを表示したときこそが最強のトレンド相場が訪れた時であり、その最大のチャンスを利用者に知らせ、エントリー、決済へと導くシステムなのだそうです。
通常バンドウォークとは、ボリンジャーバンドの±2aのラインに沿ってろうそく足が並ぶ現象のことですよね。その現象は強いトレンドの現れを示すものだと言われています。
「ギャラクシーライト」の場合は、QQEがバンドウォークしたとき「本物のトレンド」の現れを示すと記載されています。QQEがバンドウォーク? いまいちわかりません。
ろうそく足が±2aラインに沿って並ぶように、「ギャラクシーライト」ではQQEのラインが±2aラインに沿って並ぶのでしょうか?実物を見ていないので何とも言えませんが…
ともあれ、インジケーターの組み合わせだけで相場のテクニカル分析の精度が上がると説明されても、「なるほど!」とはなれませんでした。
銀河系最強インジケーター「ギャラクシーライト」イマイチ掴めません。
相場の環境認識を容易にする「天の川」
このシステムは、未経験者や初心者にも相場環境を容易に把握できるように、雲のような形であらわしたものだそうです。画像にも記載されているように、黄色が上昇トレンド、青色が下降トレンドといった具合です。そして矢印サインが出てきた時に
・矢印サインが天の川の上にあったら→買いエントリーだけ
・矢印サインが天の川の下にあったら→売りエントリーだけ
といった具合に、完全無裁量でエントリーできるというわけです。
ちなみに勝率は84%だそう。果たして本当でしょうか?
一体何のシステム分析により、この天の川は表示されるのでしょう?
そこのシステムについての説明はなく、信じて利用するにはかなり不安です。
超高勝率間違いなし!?「激熱サインシステム」
「激熱サインシステム」は高勝率のトレンドをシステムが察知すると画面右上のマークが光り、利用者に知らせる機能だそうです。
この機能によりトレンドとレンジの見分けがわかりやすくなり、サインが点いた時=トレンドになったときのみエントリーすることにより、安全で確実な投資が誰でもできると本田浩輝は説明しています。
相場を判断しているのは何のシステムなのでしょう?その説明がないので、内容があいまいで、利用するにはイマイチ不安です。
総評:内容がイマイチ不明瞭である。未経験者、初心者は要注意
「ギャラクートレンドFX」を構成する3つの機能について説明しました。
まず「ギャラクシーライト」についてですが、2つのインジケーターの組み合わせから本当に分析の精度が上がるのか、疑問に思いました。
2つのサイン機能についても何が分析、判断してエントリー指示を出すのかがわからず、イマイチ信用できません。
今回のこの案件、全体的に内容がイマイチ不明瞭で、利用するにはかなり不安です。
それよりも気になったのが、この一連のシステムの流れ、未経験者や初心者には理解できるのでしょうか?
これだけFXの専門用語が用いられた説明書きをすぐに理解できるとは到底思えません。
投資の世界において、そのシステムを把握もせず利用することほど恐ろしいものはありません。
このシステム自体の信ぴょう性ははっきりとは分かりませんが、未経験者や初心者が何もわからないままに利用するのはお勧めできません。
特商法について
「ギャラクシートレンドFX」の特商法について調べてみました。
連絡先、住所などはしっかり記載されていますね。代表者名ではなく、運営者名なのが少々ひっかかりますが…
今回この表記に対して、私は2つ、気になる点がありました。
「表現及び商品に関する注意書き」

1つ目は、上の画像に記載されている「表現及び商品に関する注意書き」の部分です。
LPであれだけ「確実に稼げる」「勝率84%間違いなし!」と謳っておきながら、表記には
「必ずしも利益や効果を保証したものではございません」
と記されております。言っていることがあべこべで、この案件に対する不信感が募ります。
個人情報、プライバシーについて

2つ目は個人情報、プライバシーに関する記載です。
上の画像、4番の「個人情報の第三者提供について」の部分に
「弊社では取得した個人情報を業務目的達成の必要な場合において第三者に提供する場合がございます」と、記載されています。
最初これを見つけた時、目を疑いました。運営会社の都合で預けた個人情報をたらい回しにされたのではたまりません。
個人情報流出の可能性あり
以上の二点を発見した際、私は今回の案件に対して強い猜疑心が生まれました。
特に個人情報については流出の可能性大です。改めて特商法に基づく表記の調査の大切さを痛感しました。
運営会社「クロスリテイリング株式会社」について
「ギャラクシートレンドFX」の運営会社、「クロスリテイリング株式会社」について調べました。
主に投資情報商材を販売している会社のようですね。
会社についての評判や、情報商材についての評判は、賛否両論でした。
1つ目はこちらの代表取締役会長「山口孝志」ですが、脱税で在宅起訴されています。その時の脱税金額は約4,900万だったそうです。
2億円の所得隠しという話ですから結構儲かってたんですね。
2つ目は運営責任者の松野有希ですが、集団訴訟サイトに告発されていました。彼の紹介するFX情報商材は絶対利用しないほうがいい、といった評判をあちこちのサイトで見かけます。
会長や運営責任者に黒い噂が付きまとうこの会社、普通に考えて信用できません。
本田浩輝(ほんだひろき)氏について
「ギャラクシートレンドFX」の主催者である本田浩輝(ほんだひろき)氏について調べてましたが、ツールの評判がらみで名前は出てくるものの、それ以外の情報は得られませんでした。
しかし何らかの深い関係はあるのではあると思われます。
このような怪しい会社と関係があるのですから、経歴も含め、私はあまり信用できません。
まとめ
今回調査した「ギャラクシートレンドFX」ですが、私はあまりお勧めしません。
理由は
・システム全体が不明瞭な部分が多い。
・運営会社の評判があまり良くない。
・個人情報の取り扱いについて、情報流出の可能性がある。
以上になります。
今回の案件、「無裁量でも勝てる」を売りにしていたシステムなのですが、調査すればするほど、それなりの知識と経験がなければ使いこなせないのではないかとの考えが拭えません。
なので、未経験者や初心者には特におすすめできません。
出てきたサインだけを信じて、何も考えずエントリーしてもらうには、システムの仕組みをもっと詳細に説明するべきではないのかと感じました。
やはり「無裁量で勝つのは難しい」と改めて実感しました。